子供の太りすぎ食べすぎに起こる恐ろしい病気とは?
増える子供の肥満!
小児肥満には病気が原因になっている症候性肥満と、生活習慣などによる単純性肥満に分かれます。
症候性肥満は原因になっている病気の治療が主な改善方法になりますが、問題になっているのは単純性肥満の方です。
食生活の欧米化やライフスタイルの変化によって、子供の肥満が増えています。
子供が肥満になると、大人と同じように病気になります。
高脂血症、脂肪肝、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病と呼ばれる病気です。
心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める動脈硬化は、子供のうちから進行します。小児肥満はそのリスクを高めます。
そして体重が重くなると、動きたくなくなります。
体が重く、体育の授業などが不得意になります。
また、重い分、膝や腰などに負担がかかります。
そうなると、さらに動くのを嫌がって運動不足になり、さらに肥満になります。
この悪循環が顕著なのが、小児肥満です。
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子供の肥満を解消するためには
子供の内から肥満になっていると、大人になっても肥満のままという場合が多いです。
そのため、早い段階から肥満を改善しておく必要があります。
子供の肥満度は
(体重-標準体重)÷標準体重×100
の図式であらわされ、幼児の場合は20%以上はやや太り過ぎ、30%以上からは太り過ぎに該当します。
50%以上になると高度肥満になります。
これが問題になるのは幼児以降で、乳児の場合は症候性肥満でないかぎり気にする必要はありません。
子供の肥満解消で気をつけなければならないのは、大人のダイエットと同じように行うことは厳禁だということです。
何といっても、まだ体が未発達なので食事制限などは行わないでください。
食事制限ではなく食生活を見直し、カロリーを抑えた和食中心の食事をバランスよく食べるようにしたり、おやつを減らすまたは内容を見直すなどの工夫が必要です。
また、積極的に運動を行うことも重要です。
毎日決まった時間に寝起きするなど規則正しい生活を行うことも、改善方法のひとつになります。
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