過食症はうつを併発しやすい?物忘れや眠れないという症状が出たら要注意!
過食症とうつ病の関係
摂食障害では抑うつ症状が出ることもあります。
特に過食症ではその傾向が強いです。
過食症になりやすい人の傾向として、まじめでいわゆる「手のかからないいい子」が多く、しかも自尊心が低いという特徴があります。
普段、抑圧されているストレスや心のもやもやが食欲の異常として表層化し、過食になります。
しかし、食欲をコントロールできないことが自尊心のさらなる低下を招くことになります。
「こんなに食べ散らかして、私は何てダメなんだろう」「また我慢できずに食べてしまって、情けない」などと、過食症の人は自分を責めてしまいがちです。
これによって命を人も多くいるため、注意が必要です。
また、うつ病から過食症の症状が出ることもあります。
うつ病の症状のひとつに、食欲の変化があります。
食欲不振が言われがちですが、じつは同じくらい過食の症状が出ます。
こちらはうつ病の症状のひとつなので、厳密にいえば過食症とは言えませんが、うつ病と過食症は決して遠くにある病気ではありません。
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過食症での抑うつ症状の治療
過食症で抑うつ症状が出るのは、多くの場合過食の直後がピークです。
過食症の人は過食してしまったことに対して、とてつもない自己嫌悪を感じます。
そのため、単純に抑うつ症状の改善だけをおこなおうとしても、根本的な治療にはなりません。
ですから、まず過食症の治療を主に行いつつ、抑うつ症状を抑える治療が取られます。
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過食症での抑うつ症状では命を人が多く、実際に行動を起こすケースも少なくありません。
抑うつ症状を抑えるためには薬物治療が効果的であるということがわかっています。
過食症での抑うつ症状も、通常のうつ病と同じく脳内の神経伝達物質の誤作動によって起こっています。
それを補うための、抗うつ薬や抗不安薬が処方されます。
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