過食症での歯への影響!吐き癖の治し方や治療法について!
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若い女性に患者が多いとされる過食症。
過食症では、一気に大量の食べ物を食べた後で、食べたものを吐くという行為を繰り返すことが、少なくありません。
食べては吐く。
強迫的な症状は、過食嘔吐と呼ばれています。
痩せたいという願望や、理想と現実のギャップといったストレスが、過食嘔吐を引き起こすと言われています。
過食嘔吐による身体への負担
過食嘔吐には、過食が目的で吐く場合と、吐くことが目的で過食する場合が、あります。
いずれの場合も、身体に大きな負担がかかります。
身体への主な負担は、口や喉に現れる症状、むくみ、内臓の不調などがあります。
中でも、過食症の人が後々まで悩まされる深刻な問題が、歯への影響です。
吐き癖がある人には、歯が溶けるという症状がよく見られます。
歯が溶けるのは、胃酸の影響です。
嘔吐すると、そのたびに胃酸を吐きます。
嘔吐した時に、食べたものがうまく吐き出せない場合も、胃酸だけは吐きます。
胃酸は、酸性度が高く、歯に繰り返し触れると、徐々に歯を溶かしていきます。
歯はボロボロになり、抜けることもあります。
歯への影響を和らげるために、吐く時には、牛乳を飲んでから吐くと良いと言われています。
また、吐いた後で、口の中をゆすぐことで、胃酸の影響を和らげることができるとされています。
吐き癖が続いている間は、歯がもろくなっているので、歯を磨く時には、硬い歯ブラシを使わない方が良いようです。
過食嘔吐を治療した女性の体験談によると、小さく切ったタオルで歯を優しく擦るようにすると、良いそうです。
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▶︎過食症と胃下垂の×××な関係性とは?治す方法はあるのか?
吐き癖の治し方で心がけたい3つのポイント
吐き癖は、病気です。
本人は、過食したり、過食した後で嘔吐することを、やめたいと思っています。
止めたいのに止めることができないことに悩んでいます。
自力で吐き癖を治すのは、ほぼ無理です。
治し方で心がけたいことを、3つまとめてみました。
1.摂食障害の専門病院を受診するべし。
過食嘔吐に悩む人の多くは、不安障害を患っている可能性があるとされています。
過食嘔吐という行為は、強迫行為に当たります。
極端な繰り返しが起こる急性期には、薬を使用することも大切です。
また、「時々、すごく不安になる」「緊張する」「食欲が波のように襲ってくる」など、自分の心理状態をきちんと医師に打ち明けること自体が、きわめて重要です。
医師との二人三脚で、各自に合った治し方を探ることになります。
2.罪悪感を持たないこと。
過食嘔吐に悩まされる人は、過食することや吐くことに、強い罪悪感を抱いています。
罪悪感を持っていると、吐き癖は治りません。
自分が病気だとの認識を持つことが、回復の第一歩になります。
ストレスを減らし、過食嘔吐になった環境から逃げることだけを考えることが大切です。
3.水分やミネラルの補給をすること。
吐いたことで、水分やミネラルが多量に失われます。
水を飲んだり、塩化カリウムやマグネシウムなどのサプリメントを摂るようにしましょう。
むくみ、頭痛、イラつきなどの症状を改善するには、水分やミネラルのサプリメントを積極的に摂ることが大切です。
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