太った人の頬がなぜ黒い!病気?治す方法とは?
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日本人に増えている肥満。男性は約3割、女性は約2割が、肥満と言われています。
極度の肥満の人について、体型以外で、気になるという声が多いのが、頬の色。
安田大サーカスのHIROが、典型例です。
目立つのが、頬が黒いこと。なぜ頬が黒いのでしょうか?
肥満の合併症で頬が黒くなる病気があった
太った人の頬が、なぜ黒いのか?
原因として、考えられるのは、黒色表皮腫という病気です。
黒色表皮腫とは、肌が角化して、黒い色素が沈着してしまう、皮膚の病気です。
黒い色素が沈着するのは、頬だけではありません。
乳房下部、脇の下、うなじ、首、腕の関節の屈曲部、膝関節の後面、肛門の周囲などの皮膚にも、黒い色素が沈着します。角質の増殖も、一緒に起こるのが、特徴です。
黒色表皮腫には、良性、悪性、仮性の3種類があります。
太った人の頬が黒い要因として考えられるのは、仮性黒色表皮腫です。
青年期に起こりやすいとされています。
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黒色表皮腫で黒い色素が沈着する理由!高齢者では×××の可能性も
黒色表皮腫のうち、良性と仮性は、血糖値に比べて、血中のインスリン濃度が不適当に高いことが、原因とされています。
血中のインスリン濃度が不適当に高いと、皮膚細胞が異常に繁殖し、黒色化するとされています。
良性黒色表皮腫は、内分泌障害や先天異常に伴う合併症とされています。
思春期にかけて、引き起こされることが多いと言われています。
仮性黒色表皮腫は、肥満に伴う合併症とされます。
悪性黒色表皮腫は、内臓の悪性腫瘍に伴って発症すると、考えられています。
悪性黒色表皮腫に合併する悪性腫瘍の大部分は、腺がんです。
中でも、胃がんが多く見られます。
高齢者には、悪性黒色表皮腫が多いとされています。
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黒色表皮腫は他の病気の合併症!元の病気を治すのが大切
皮膚の黒い色素沈着に対しては、皮膚科で塗り薬が処方されることもあります。
処方されるのは、5%サリチル酸ワセリン、ビタミンA軟膏、尿素軟膏などです。
塗り薬は、1日2~3回、患部に塗ります。
ただし、黒色表皮腫は、他の病気の合併症です。
なぜ、頬が黒いのかを考えると、根本の病気を治すのが、最も効果的な治療です。
太った人の場合は、肥満を解消するのが、一番の治療になります。
肥満を解消すれば、黒い色素沈着は、すぐに消えます。
太れば、また、黒い色素沈着が現れます。
治療に先立つ検査では、皮膚を採取して顕微鏡で観察する検査と、血液検査を行います。
血液検査では、空腹時血糖、血中インスリン濃度を測定し、耐糖能検査といって、上昇した血糖値を正常に戻す能力を調べる検査を行います。
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