摂食障害は難病指定?貧血や不眠などの症状も現れる!
摂食障害は難病に指定された精神疾患
摂食障害は心理的な原因で起こるものと、
嚥下障害など体の機能の不具合から起こるものがあり、
心理的な要因で起こる精神疾患の摂食障害は
厚生労働省によって難病に指定されています。
機能障害からくる摂食障害と区別するために、
中枢性摂食異常症とも呼ばれています。
食行動の異常が表層化するため、
無理にでも食べさせれば(あるいは食べるのをやめさせれば)治ると
勘違いされやすいですが、
摂食障害の根本的な原因は心理的な要因にあります。
たとえば、
ストレス、
認知の歪み、
人格障害などほかの精神疾患による
摂食障害などが原因になります。
この病気は特に若い女性に多く、
思春期から青年期の5%程度が発症しているといわれます。
また、モデル、ダンサー、
スポーツ選手など減量を求められる職業にも多いとされます。
食行動の異常がもたらす様々な症状
摂食異常がもたらす体の異常は、
体重の増減だけに限りません。
特に拒食症(過食嘔吐も含む)の場合、
放っておけば命にかかわるような事態に発展します。
体を維持するエネルギーを取り込めないので、
貧血が起きたり、
白血球が減少して免疫力が低下したりします。
また、
ホルモンの分泌が正常にできなくなるので、
自律神経失調症が起きて不眠になることも考えられます。
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低血糖が起こると昏睡することもありますし、
腎不全になって透析を受けなければならない可能性もあります。
また成長期に発症してしまうケースだと、
身長が伸びなかったり骨粗しょう症になるなど、
後の生活に影響を及ぼす事態も少なくありません。
過食症ではカロリーの取りすぎによる肥満から、
生活習慣病になりやすく、
高脂血症や高血圧などにかかりやすいです。
これを恐れて下剤の乱用や、
自己嘔吐が慢性化することがありますが、
これは電解質異常という不整脈を招きます。
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