妊娠中に摂食障害を患うと障害児を出産しやすいって本当?
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摂食障害は、若い女性に多いとされる病気です。
食に対する異常行動に悩まされますが、自分が困っている事を、誰にも打ち明けられず、治療を受けていない女性も、少なくありません。
そのまま、結婚。パートナーにも、自分が摂食障害だと打ち明けられず、妊娠を迎えるケースがあります。
妊娠中に摂食障害を患っていると、赤ちゃんにも障害が起こる可能性はあるのでしょうか?
症状が治まっていても妊娠をきっかけに過食嘔吐が再発する事は多い
順調に交際が進み、結婚に至る過程で、精神的に安定し、摂食障害の症状が治まる事があります。
ところが、妊娠をきっかけに、過食嘔吐が再発したり、症状が悪化する事は、よくあります。
妊娠中は、女性ホルモンの影響で、精神状態が不安定になる事があります。
妊娠によって、自分の体重が増えたり、体型が変化していく事に、強いストレスを感じます。
つわりをきっかけに、嘔吐への衝動が抑えきれず、過食嘔吐が再発する女性は、少なくありません。
安定期まで順調に過ごしていても、体重増加を医師に指摘されて、強いショックを受け、過食嘔吐の症状が悪化する女性もいます。
→妊娠中の摂食障害の症状は?無気力や倦怠感が出てきた場合の対処法は?
妊娠中に摂食障害を患っていると赤ちゃんに悪影響が生じる事がある
体重増加への恐怖心に突き動かされるのが、摂食障害です。適切な体重管理の範囲を逸脱するのが、摂食障害です。
妊娠時の体重増加が少なすぎると、赤ちゃんの出生体重が少なくなります。
2500g未満の赤ちゃんだと、低血糖に陥りやすいと言われています。
生後すぐの低血糖は、脳の発達に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、妊娠中に摂食障害を患っていると、在胎37週未満で生まれてくる、早産の赤ちゃんが少なくないとされています。
嘔吐する事で、子宮が圧迫され、切迫流産や早産を助長する可能性があります。
早産で生まれてくる赤ちゃんは、身体の成熟が十分ではないため、低血糖や呼吸障害になりやすいとされています。
→過食嘔吐を妊娠中や妊娠初期繰り返すと出産時に子供に障害が出る?
摂食障害は赤ちゃんにも影響が出かねない!妊娠中に摂食障害を患ったら担当医に相談するべし
摂食障害は、障害児が生まれる可能性を否定できません。
「自分のせいで障害児になったら」と自分を責めても、過食嘔吐をやめられないのが、摂食障害です。
摂食障害は、自分の意志だけで治る病気ではありません。
摂食障害の治療を受け、きちんと治してから妊活をするのが、ベストです。
治療中に妊娠が分かったら、その時点で担当医に相談し、アドバイスを受けましょう。
体重管理の必要性を指摘されただけで、摂食障害を患っている女性は、激しく動揺し、ストレスを緩和するために過食に走ります。
そして、嘔吐を繰り返します。
自分の行動によって、障害児が生まれるかもしれないと、悩みながらも、過食も嘔吐もやめられません。
摂食障害を妊娠中に患っていたら、担当医に相談してください。
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