女だけじゃない!?男でも拒食症になる?原因はダイエット?
拒食症に代表される摂食障害は、女性の方が多いとされています。
しかし、男性も摂食障害にならないわけではありません。
摂食障害の男女比
摂食障害では1:10の割合で女性の方がなりやすいといわれています。
有病率は女性が約95%といわれ、その大半は思春期の若い女性といわれます。
男性より女性が摂食障害になりやすいのは、社会的に女性の方が痩身であることを望まれていることが大きいとされています。
つまり、女性は痩せていないと魅力的ではないということが、女性にとって大きなプレッシャーになっているということです。
次に、男性はそういった外的なプレッシャーから逃れるために、食欲で発散することが少ないという理由があります。
「やけ食い」というと、女性がストレス発散で行うイメージが強いですよね。
男性はプレッシャーから逃れるために食欲ではなく、暴力や行動障害に走ることが多く、思春期に非行に走りやすい傾向にあります。
また、摂食障害に陥る女性の中には成熟することに対する恐怖を抱く人もいます。
女性らしい丸みを帯びた体=脂肪がついた体、という思考のもと、ダイエットをしたり食べることを拒否するようになります。
スポンサーリンク
男性が拒食症になる背景
しかし、全体的に見れば少ないながらも、男性が摂食障害になってしまう場合があります。
多くの場合、きっかけはダイエットのようです。
女性と異なる点は明らかな低体重が少ないことと、「やせ願望」が不明瞭なことが挙げられます。
男性の場合、単純に「痩せたい」と考えるよりも、筋肉質な男性的な体に固執するタイプが見られます。
筋肉をつけようとするので、体重そのものは低くないのですが、低脂肪過ぎるために身体に負担がかかります。
その他、セクシャルマイノリティの人(男らしさを忌避したり嫌悪感を抱く)にも見られますが、場合によっては精神的に女性であることを考えると、肉体的な性別でくくってしまうのは無理があると考えられます。
これから、どんどん社会的にも男女の性差がなくなってくると予想されます。
そうなると、男性の摂食障害の事例が多くなってくるのかもしれません。
スポンサーリンク