拒食症の回復期の食事メニューについて! お菓子をご飯にしない事!
拒食症が回復してくると、
食欲が出てきます。
それまでほとんど食べていなかったので、
久しぶりの食事が楽しく感じるかもしれません。
中には食べたいものだけ、
お菓子だけで食事をまかなおうと考える人がいます。
しかし、
それでは「普通に食事ができる状態」とは言いがたく、
そのままでは再び摂食障害に
戻ってしまうことになるかもしれません。
回復期の食事について
一般的な成人の一日に必要なカロリーは、
1800~2200kcalだといわれています。
性差や年齢差、
普段の運動量によっても違ってくるため、
デスクワークの人はもっと少なくてもいいでしょうし、
肉体労働ならもっと必要な人もいるでしょう。
拒食症の場合、
それまで胃腸をほとんど使っていないため、
一般の人と同じだけの食事を取るのは無理でしょう。
まずは1000kcal前後を目安に考えるといいと思います。
1000kcalを一日三食で考えると、
一食約330kcalになります。
300kcal前後のお菓子というとアイスクリームですが、
アイスクリームは
ほとんど糖分と脂肪の塊です。
エネルギーにはなりますが、
栄養にはなってくれません。
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できることなら、
主食、主菜、副菜、汁物などをしっかり取りましょう。
主食の穀物は生きるエネルギーに直結します。
白米でもいいですが、
おすすめしたいのは雑穀米です。
拒食症の人はミネラルが慢性的に不足しています。
雑穀米には白米にない
ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
ただし、白米よりは消化に力がいるので、
あまりにも胃腸が弱っているときは控えましょう。
主菜ではたんぱく質を取るようにしましょう。
たんぱく質は筋肉や
内臓をつくるのに必要な栄養素です。
程よく筋肉がつくと、太りすぎを防ぐことができます。
副菜や汁物では
ミネラルを多く含む食品を取りましょう。
特にナトリウムや
カリウムが不足する傾向にあります。
ナトリウムは基本的に
和食を取っていると不足することは
ほとんどありません。
味噌や醤油に塩分として含まれています。
カリウムは昆布やわかめなどの海藻類によく含まれます。
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