拒食症での体重増加のペースは?体重や身長の目安について
拒食症は回復期にどうしても体重が増加し、
「このままでいいのか」
と悩むことが多いと思います。
拒食症の治療ペースは個人の差が大きく、
はっきりと
「何ヶ月以内にこの体重まで増やす」
という共通の目安は提示できません。
しかし、
どんなに低体重であっても、
最終的には標準体重の85%まで
増やすことが最低ラインだとされています。
体重を増やすことについて
重篤な状態になると、
体重を増やそうと思っても
食事を取ることがままならないことが多いので、
どれだけ体重を増やすというのは一概には言えません。
ですが、
一般的には体重を増やすペースは
1週間で500g前後が望ましいとされます。
とはいえ、
体重計で量る500gは
はっきりいって誤差範囲です。
たとえば、計測前に水を飲んだり、
トイレに行っただけでも簡単に増減してしまいます。
ですから、
実際に計測する際には、
3~4週間継続して
500gの増加がないと認められないことになります。
また、
計測する際には、
家で一人で行なうのはやめたほうがいいでしょう。
一番いいのは、
家では一切体重計に触らずに、
週一回通院して病院で計ってもらうことです。
しかし、
週一回必ず通院するというのは、
個々の治療ペースによっては難しいかもしれません。
そこで、
協力してくれる家族や友人と一緒に、
決められた時間に決められた
回数だけ計測してください。
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回復期の初期は体重が増え続けますが、
そのうち落ち着いてきます。
健康な人の場合であっても、
一日の体脂肪の増減は30gが理想的とされます。
1ヶ月約1kgのペースです。
ダイエットなどでも、
1ヶ月1~2kgのペースが理想とされています。
また、身長はそれほど考慮しなくても大丈夫です。
なぜなら、
拒食症からの回復期による体重増加ならば、
身長に対する適正体重域内に入れば勝手に止まるからです。
もちろん、
拒食症から過食症に移行した場合は太ります。
しかし、
適切な栄養と運動をこなしていれば、
肥満までいくことはありません。
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