脳梗塞の嚥下障害!メカニズムやリハビリで回復するのか?

脳梗塞や脳出血が嚥下障害に深く関わっていることが、

最近の研究によって明らかにされてきました。

 

嚥下障害の原因疾患の約40%が

脳梗塞や脳出血だとの報告もあります。

 

脳梗塞や脳出血などの脳卒中は

嚥下障害の最大のリスクと言われています。

 

また脳血管障害の急性期には

30%以上に嚥下障害が見られるとの報告もあります。

 

脳卒中と嚥下障害は密接に関わっていると言えるでしょう。

 

スポンサーリンク

 

脳梗塞による嚥下障害

食べ物や飲み物が口に入って喉に送られると、

一連の流れが脳に伝わり、

喉の筋肉を動かす指令が

脳から出されて飲み込むという動作が起こります。

 

しかし、大脳基底核に異常がある場合は、

脳への信号が円滑に送れません。

 

食べ物や飲み物が口に入っても、

喉の筋肉が動かなかったり遅れたりして、

飲み込めなかったりむせたりします。

 

飲み込む動作が遅れてしまうと、

食べ物や飲み物が食道から胃へスムーズに送り込まれず、

気管に入ってしまうためです。

 

嚥下障害では、

食べ物や飲み物を飲み込もうとすると

気管へ入ってむせてしまう、

食道へ入って行かずに

喉に残ってしまうというような症状が特徴的に見られます。

 

食事介助

 

脳梗塞や脳出血などを起こした人は、

大なり小なり大脳基底核に

ダメージを受けていることが多く、

一時的にせよ嚥下障害に陥る危険性が

高いとされています。

 

加齢とともに小規模な脳梗塞や脳出血が起きることもあります。

 

そのような小規模の脳卒中は、

嚥下障害という形で現れることもあります。

 

脳梗塞や脳出血の急性期に起こる嚥下障害の多くは、

1ヶ月程度である程度改善すると言われています。

 

ただし改善がはかばかしくないこともあります。

 

その場合は症状を診断します。

 

食事を摂ると誤嚥性肺炎のリスクが高いと判断されたら、

とりあえず鼻や血管から栄養を入れて全身状態を安定させつつ、

嚥下リハビリを行います。

 

スポンサーリンク

 

嚥下リハビリの目標は、

安全で快適な摂食状態をつくり、

QOLの向上を図ることです。

 

リハビリの一環として歯ブラシなどで口腔ケアも行います。

 

口腔内の衛生状態を改善することで、

誤嚥性肺炎の発生率を低下させることが

できるとされています。

 

嚥下リハビリでは、肩や頸部の運動、

口腔器官の運動、喉のアイスマッサージ、

裏声発声訓練、声門閉鎖訓練、声門閉鎖嚥下、

頭部挙上訓練などが行われます。

 

リハビリの期間は症状によって異なりますが、

通常は6週間程度を一つの目安として行われます。

 

リハビリの効果が出てきたら

再度検査をして嚥下食からスタートします。

 

普通食に移行するには

多少の時間が掛かりますが、

食べる楽しみが戻ってきます。

 

1・2・・>>次のページへ


スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ