認知症だと満腹中枢が異常になる?過食症の危険性も!

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高齢化とともに増えている認知症患者。

認知症は、物忘れの病気と思われています。

ただし、症状としては、別の形をとることも少なくありません。

介護している家族を悩ませる症状の1つに、「異常に食べる」というものがあります。

どうして、そのような異常が生じるのでしょうか?

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満腹中枢の機能に異常をきたす

認知症を発症すると、近時記憶が障害されます。

近時記憶とは、ちょっと前のことを覚えている能力です。

ずっと前のことは、良く覚えているのに、少し前の出来事を覚えていられない。

認知症を発症すると、そのような状態になります。

ちょっと前の出来事には、食事も含まれます。

認知症を発症すると、「ご飯はまだか?」「まだ食べてない」と催促することが増えます。

催促は、多くの場合、食事を済ませた直後です。

「お腹がいっぱいのはずなのに、どうして?」と家族は訝り、「さっき食べたじゃないですか⁈」と答え、「自分は、まだ食べてない!」と押し問答になります。

食事を摂ると、摂取した栄養素が分解され、血液中にグルコースが増えます。増えたグルコースが、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激します。

すると、満腹中枢から、「これ以上は食べないでください」という指令が出ます。

認知症を発症すると、満腹中枢の機能に異常をきたすと考えられています。

そのため、お腹がいっぱいのはずなのに、満腹感を得られず、食事を催促することになります。

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▶︎認知症の過食の防ぎ方は?対処法はアレだった!?

頭ごなしに否定しないのが良い対処法

満腹中枢が異常になるため、認知症を発症した人の食欲は、驚くべきものがあります。

家族が目を離した隙に、冷蔵庫や戸棚の中の食べ物をすべて食べてしまうことも、珍しくありません。

お腹を壊しても、食べます。

満腹中枢が異常をきたすと、過食症の危険性があります。

糖尿病などでカロリー制限をしている人なら、さらに深刻な問題です。

家族は、ついつい頭ごなしに叱ってしまいます。

しかし、頭ごなしに叱るのは、認知症の人を頑固にさせるだけです。

認知症を発症すると、できないことが増えます。

本人も、そのことは分かっています。

おかしいと感じています。

しかし、何が変なのかは、分からない状態です。

それだけに、不安です。

認知症を発症しても、プライドは保たれ、感情は生きています。

家族の叱責には、過敏に反応します。

まずは、一度に食べる量を少なくしてみましょう。

催促された時のことを念頭に置いて、トータルでの摂取量が同じになるようにするわけです。

お茶碗を小ぶりにしてみましょう。

何杯もお代わりできることで、「十分に食べた」という満足感が得られます。

食事を催促された時には、「とりあえず、これを食べてください」と言って、軽いものを少量出すようにしましょう。

歯が丈夫なら、スルメのような固いものを出すのも1つの工夫です。

咀嚼することで、満腹感が得られやすくなります。

▶︎過食症での歯への影響!吐き癖の治し方や治療法について!


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